2019年 ひょうほゑ展

2018年に籔田夏秋先生の掛軸教室に通い始めて一年が過ぎました。

ただただ掛け軸の奥深さを知り、

そして自分の不器用さを思い知らされた一年でした。


特に掛軸の裏とか見えないところの心遣いと素晴らしさ、

自然と共生して生きてきた先人達の知恵と感性に触れることが出来たことで、

私の芸術に対する向き合い方が大きく変わりました。

もともと書が好きで、最後は墨で白黒の世界を表現したいと思っていたので、

この一年は一度白紙に戻り、じっくりと自分と向き合う年になりました。

私が作った最後の掛軸は「十の景色」という作品です。

10という数字には満ち足りてるという意味があり、白いデンドロビウムの花言葉は純粋な愛。

普遍的な愛に満ちた景色をイメージしました。


これは2019年に京都で開催されたひょうほゑ展に参加させていただいた時の写真です。

伝統的なものから創作掛軸まで、素晴らしい作品がたくさん展示されました。

まさに温故知新。

時代と共に受け継がれていく精神性が新しい形で変化していく楽しさを教わった一年でもあり、

籔田先生には心から感謝しております。


猫と木天蓼

画家永島あさの作品を紹介しています。 現在は主に墨の表現を追求しています。 よろしくお願いいたします。

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